ステファン・グラッペリ



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キング・オブ・ジャズ・ヴァイオリン!ステファン・グラッペリ◇DVD「ア・ライフ・イン・ザ・ジャズ・センチュリー」◇
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◇ステファン・グラッペリ/Stephane Grappelli◇

“ジャズ・ヴァイオリン”の代名詞、まさにキング・オブ・ジャズ・ヴァイオリン。
「楽器に卓越した技術をもつ者は、その音色がより“声”に近づいていく。」
ステファン・グラッペリはまさにそういうアーティストであった。耳慣れたはずのスタンダード・ナンバーも、グラッペリじいさんの手にかかるとヒューマニックな温かみに溢れ、それでいて洒脱な演奏で、とても新鮮に聴こえてきます。



小花模様のブラウスと人なつこい笑顔がトレードマーク、好々爺グラッペリ!
どうして彼の演奏は何時聴いてもピュアで、少年のように初々しいのでしょう。童心に戻ってスキップをしたくなったりして膝でリズムを取ってしまいますね。それだけでもう幸わせな気持ちになってきます。



◇2枚組DVD「ア・ライフ・イン・ザ・ジャズ・センチュリー」◇

1997年に89歳でこの世を去った世界的ジャズ・ヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリのジャズと共に生きた一生を綴った傑作ドキュメンタリー「ア・ライフ・イン・ザ・ジャズ・センチュリー」が発売されました。1908年に生まれ、1997年に亡くなるまでの89年間、ヴァイオリンを自らの声として奏で続け、聴く人の心へ訴えかける“愛”溢れる調べを紡ぎだしてきた偉大な芸術家の軌跡です。



「パリに終わりはない。そこに住んだ人の思い出もまた様々である。(中略)パリはいつ訪ねてもいい。そして、何を持ち込んでも見返りがある。」
――1960年、アーネスト・ヘミングウェイ『移動祝祭日』より



ディスク(1)には、 他界する1年前に撮影されたインタビューを収録。弦楽器のみで構成された画期的ジャズ・バンド、 クインテット・オブ・ザ・ホット・クラブ・オブ・フランス(QHCF)を共に結成した伝説的ギタリスト、 ジャンゴ・ラインハルトとの出会いと別れ、 そして自らの77年に渡るジャズ人生を語っている。
貴重な古い映像が盛りだくさんですが、ノイズだらけの映像ではなくセピア色に加工された美しい画像処理がなされ感動的です。



ディスク(2)には、 ジョージ・シェアリング、 アート・テータム、 ビング・クロスビーといった巨匠たちとの共演シーンや7曲のコンプリート・ミュージック・クリップなどを収録。さらにスナップ・ショット・ギャラリー、 ヴァーチャル・ジューク・ボックスなども収録し、 ファン垂涎のレア映像と共にグラッペリ・サウンドを存分に味わうことが出来る内容となっている。



1908年1月26日 パリに生まれる。15才のころ無声映画の伴奏ヴァイオリニストとして働いていた。やがてフランスの有名なショーバンドでヴァイオリニストをし、またパリのコンセルバァトワールでヴァイオリンと和声学を習ったという。ジプシーギタリストのジャンゴ ラインハルトと1931年にパリのカフェ「南十字星」で始めて顔を合わせ、クィンテット・オブ・ザ・ホット・クラブ・オブ・フランス(QHCF)を1934年に結成することになる。このQHCFはまたたく間に全ヨーロッパに知られるジャズバンドとして有名になる。第二次世界大戦後はイギリスで病院や軍の施設で演奏していたがフランスへ戻りQHCFを再開し新しいスタイルを模索する。やがてジャンゴ ラインハルトと別れる事になるが、この後も弦楽器によるJazzにこだわりイギリスのピアニスト、ジョージ・シアリングらと独自のヴァイオリンのスタイルを確立していく。彼の創り出す音楽はジャズ,クラシック,ポピュラー,フュージョンなどジャンルを超えたもので、聞く人の心へ訴えかけ、また心地よくする。彼と共演したプレーヤーはオスカー・ピーターソン、バーニー・ケッセル、ゲーリー・バートン等のジャズマンをはじめ、ユーディ・メニューイン、ヨーヨー・マ等クラシック演奏家など・・・幅広いジャンルの人達との録音が残されている。そして1997年12月1日 パリに死す。 享年89才世界は偉大な演奏家を失ったが、彼の「愛」は永遠に聞く人の心から離れないであろう。



『ブリンギング・イット・トゥゲザー』
ステファン・グラッペリ&トゥーツ・シールマンス

共演はハーモニカのトゥーツ・シールマンス!グラッペリが76歳、シールマンスが62歳時の録音ですが、若々しい感性に溢れ、優しく暖かくそして軽やかな音色が必ずや聴く者をリラックスさせてくれるお薦め盤です。

ekato
YOKO MY LOVE

まるで“歌声”のごときヴァイオリンを奏でる、ステファン・グラッペリじいさん。今ごろ天国でジャンゴと再会を果たし、気ままに愉快に演奏していることでしょう。




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